創世記3章 あなたはどこにいるのか

 「神である主は、人に呼びかけ、彼に仰せられた。『あなたは、どこにいるのか』」8節。

 この神の問いかけは今生きている全ての人に対するものです。あるべき人の道から逸れてしまった人、神の定めを守らなかったので人の債務を負い失望に押しつぶされている人、神を信ぜずに自分の被害妄想の中で逃げ回っている人、神の定めを知ってるのに人を恐れて立ち止まったままの人にも。

 主なる神の呼びかけは、私たちの立っている状態を知るだけではなく、そこから助かる道があるよ、貴方はどうなりたいのか、貴方の神である私が必要でないのか、とも問われているのです。

 アダムは人類の代表者として、誘惑に負け罪を犯しました。その子孫である私たちも皆、誘惑に弱い存在です。主・キリストは神の霊によってアブラハムの子ダビデの子として生まれられ、誘惑に勝たれ罪に勝ち、悪魔に勝ち、死に打ち勝たれました。内住される主は強い勝利者です。だから今日誘惑に負けても、悔い改めて主の元に帰れば明日は強い者となるのです。

 私たちは心静めて主の声を聞きましょう。
 弱い自分を見ないで、勝利者イエスに目を止めましょう。 

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