創世記 24章 アブラハムの僕の祈り

 年老いたアブラハムは重鎮のしもべに息子のイサクに嫁を取る事を託しました。しもべは準備万端整えて、主に命じられた場所に向かいました。

 主の心を知っているしもべは、主の神・主に祈りました。‭

「主人アブラハムの神、主よ。どうか、今日、わたしを顧みて、主人アブラハムに慈しみを示してください。 わたしは今、御覧のように、泉の傍らに立っています。この町に住む人の娘たちが水をくみに来たとき、  その一人に、『どうか、水がめを傾けて、飲ませてください』と頼んでみます。その娘が、『どうぞ、お飲みください。らくだにも飲ませてあげましょう』と答えれば、彼女こそ、あなたがあなたの僕イサクの嫁としてお決めになったものとさせてください。そのことによってわたしは、あなたが主人に慈しみを示されたのを知るでしょう」と。

 「そんな上手い具合にいくか」「そんなことまで祈っていいの?」などと思うかもしれませんが、年老いたしもべはアブラハムの神が今までアブラハムになされてきたことを思ったとき必ずや、そんな都合のよい願いにも応え叶えることができると信じたのです。果たして、僕の祈った通りになり、無事にイサクの嫁となるリベカを得て早々に帰宅するのです。

 聖書の神さまは、私達も体験できる生きて働かれる神さまなのです。

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