創世記5章 神と共に生きたエノク

 人は神に似せられて創造されたのですが、神の道を神と共に生きる事は有史の初めから稀だったのです。私たちの最初の始祖は800年、900年生きても神の心に残る人はただ一人でした。

 「エノクは神と共に歩み、神が彼をとられたので彼は居なくなった」と24節に記されています。旧約聖書で最初の黄泉のパラダイスに魂が行った人です。エノクの霊は神の元に帰りました。エノクの身体は神ご自身が葬られたのです。

 私たちはどんなに長生きしても神の前に意味のない、価値のない生き方をするのでは、生ける屍のように神に見られるのです。しかしどんなに短い生涯でも、神の御心と神の思いの中に行き、それを行い、神と共に生き動くなら神の書に記されゆく存在になるのです。

 パウロは私たちは神に代価を払って買い取られたのです。ですから自分のからだをもって、神の栄光を現しなさいと勧めています。
 私たちは自分の好き勝手に生きるのではなく、私たちを罪の奴隷であつたところから贖い出してくださった主の心と願いを生きるようにしましょう。

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