創世記6章 人の齢についての神の定め

 人の齢についての神の定めが記されています。ノアの時代に主が定められました。ノアは950歳迄生き最後の長命な人になりました。その後は祝福されたアブラハムが175歳、サラは127歳、イサクは180歳、ヤコブは147歳、ヨセフは110歳、モーセは120歳、ヨシュアは110歳でした。そのように人の齢が短くされたのは人が好きなように生きていたからです。

 科学的にも今は120歳が限界であることが解明されています。人は細胞分裂を繰り返しながら生きていくわけですが、その際、染色体の端っこに、遺伝情報が書き込まれず、細胞分裂のたびに1枚ずつ切り取られて(短くなって)いくテロメアという部分があります。このテロメアは「命の回数券」と呼ばれており、人間の場合は約50枚与えられています。この回数券を使い切る年数を計算すると約120年が限界なのだそうです。つまり、これが人間のDNAの中に組み込まれた限界寿命と考えられています。

 神の今の齢についての定めはこのように科学により伸ばす事はできないのです。神の定めは科学により証明はできるのですが、科学が神の定めを変更する事は不可能です。私たちはその神の定めの中で生かされています。神の愚かさは人よりも賢いのです。

 そういうわけで、人は神を畏れその戒めと定めを守る事が本分なのです。
 長生きする事ではなく神の良しとされる生き方を願う存在になりましょう。

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